彦兵衛農園のスイカができるまで

彦兵衛農園のスイカができるまで

佐々木和之

毎年3月の終わり頃から、夏に向けてスイカづくりの準備が始まります。


 


 彦兵衛農園では、種まきから苗づくりがスタート

接ぎ木や鉢上げといった工程には、先代が長年培ってきた技術が詰まっています。

中でも、接ぎ木から鉢上げまでの管理はとても繊細で、僕もまだまだ修行中です。



 苗が育ったら、トンネル栽培のため畑へ定植します

スイカは芯芽を摘むことで脇芽が伸びるため、伸びたツルの中から4本を選んで整えていきます。 

とはいえ、そこからもどんどん脇芽や巻ヅルが出てくるので、しっかり整理・処理していく必要があります。

整理しても風で絡まることは日常茶飯事(これが本当につらい!)。


 


交配もすべて手作業です

同じ株の雄花とは合わせず、別の株の雄花を使って丁寧に行います。 

交配後、しっかり実が膨らんでくれることを祈りながら、4本のツルを株元の反対側まで伸ばしつつ、脇芽や巻ヅルの処理を続けていきます。

4本のツルにそれぞれ交配を行い、実が拳くらいの大きさになったら、3玉に絞って摘果していきます。

形が悪かったり、大きさが揃っていない実を選んで摘果するのは、毎回心苦しい作業です(泣)。

残した実がある程度大きくなったら、日光が当たらない面をひっくり返して、均等に日が当たるように調整します。



この頃のトンネル内はまさにジャングル!

見落とさないよう気を張っています(…が、毎年何個か見逃しちゃいます笑)。

虫や病気を防ぐための防除作業は、収穫までの間に2〜3回ほど。

さらに気温との戦いも続き、トンネルのビニールは日々こまめに開け閉めして調整します。

 


交配から約30〜35日が収穫のタイミング(=食べ頃)です。

すべてのスイカが同じ大きさになるわけではないので、発送用には2.5kg前後のものだけを厳選してお届けします。

届いた先でどんな風に食べてもらえるかな…と想像しながら、 一玉一玉、精一杯手をかけて育てています。

楽しく、美味しくお召し上がりいただけたら、スイカも、僕も、とっても嬉しいです♪

 

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